栃木県のドローンスクール ソラリス受講生に聞く「飛躍の一歩」Vol.2

卒業生インタビュー 栃木県のドローンスクール

ドローン飛行イメージ

アットホームな雰囲気で受講生の皆さんをお迎えすることをモットーにしている栃木県のドローンスクール ソラリスでは、ドローンスクールを受講してくださった卒業生や在校生と対談し、一歩踏み出した理由や現在の状況をインタビューすることにしました。リアルを大いに語っていただきます。

北條様イメージ

今回の対談相手
北條浩之さん
トータルフォトスタジオ「プラスフォト」オーナー/フォトグラファー/宇都宮市在住
ドローンパイロット養成コース卒業

ドローンには可能性しかないと直観で受講を決意。必要なのは「生み出し方」

この日の取材は、対談のお相手でもある北條浩之さんが宇都宮市に構えるスタジオ「プラスフォト」で行われました。モダンなスタジオへ足を踏み入れると、プロジェクターいっぱいにドローンとパイロットそして空を捉えた叙情的な写真が映し出されていて…

ドローン飛行イメージ

ソラリススタッフ(以下、ソラリス)本日はお忙しいところありがとうございます。素敵な写真ですね。しかも本校のロゴまで入れてくださって感激です。このまま絵ハガキにしたいくらいです。

北條さんこちらこそご足労いただきありがとうございます。喜んでいただけて嬉しいです。

ソラリス:本校の民間資格(ドローン操縦士回転翼技能証明書)を取得された2022年11月から丸1年が経過しますがこの写真からもドローン愛がビシビシ感じ取れますね(笑)
お変わりありませんか?

北條さんもちろんです。「これでもか」というくらいにドローンを最大限に生かしています。

ソラリス北條さんはデザイン学校卒業後、映像製作・編集の仕事を経てフォトグラファーになられてますから、もちろんドローンを「仕事」に生かしているという解釈でよろしいでしょうか?

北條さんはい。ほぼ毎日、仕事でドローンを飛ばしています。

ソラリス:ほぼ毎日!?

北條さんはい。僕の場合フォトグラファーとしてだけでなくトータル的なクリエーションを強みに活動しているので、同時進行で抱えている案件にはドローンの出番が頻繁にありますよ。 今の時代は表現の多様性が求められますから。

ソラリスつまり、それだけドローンのニーズがあると?

北條さんもちろんニーズもあるのでしょうけれど、僕は「ニーズを自分で作り出す」ことにコミットしています。

ソラリスさんを始め他校もそうですが、受講には受講料がかかります。
当たり前のことですよね。
ただ、僕は決して安くない受講料を支払うにあたって、受講料分とドローン機体購入費を回収できるくらい新しい分野の仕事が増えるかどうかに考えを巡らせました。

今ある仕事に掛け合わせられるか、新規の仕事に活かせるか、これまで無かったものを生み出せるのか…。

僕の答えは「yes」。
あれができる、これもできる、ドローンには可能性しかないと僕の直観は答えたんです。早かったですよ。直観と言えど、これまでの自分が積み上げてきた実績や経験を総動員した頭のコンピュータが答えを弾き出していますから(笑)。

それに、トータルフォトスタジオとして「何でもやれますよー」とお客様にお伝えしている以上、空撮はNGだなんて言えないですし。まさにベストなドローン導入のタイミングでした。

ドローン飛行イメージ

ソラリスそれはすごい。では、北條さんからみたドローンのメリットはなんですか?

北條さん普段見ている視点と異なる絵が撮れることです。平面しか撮影できないスマホと異なり、新しいアングルが撮れます。

また、ドローンは速度の緩急がつけられるのでよりストーリー性のある映像作品に仕上げることができます。写真では表現しきれない、より見る人の想像をかき立てる、そんな作品です。それを形にできる点がメリットでした。

ソラリス:ライセンス取得後の動きを教えてください。

北條さんまずは実績を作ろうと考えました。あらかじめ頭の中に構想まで描けた理由は、これまで参加させてもらっていた県内のイベントの存在も大きかったです。

ドローンが持つニーズを具体的に仕事へと落とし込むために県内の企業、所属しているコミュニティに提案し仕事へと変えました。

例えば街。これまで上空からの視点はなかったのですから、既存の「街×観光(平面)」に上空を掛け合わせれば新しいコンテンツになり得ます。今、僕の住んでいる宇都宮市を盛り上げようとドローンで素材を撮りつつ取り組みを行っている最中です。

他にも「屋根まで見せます」をウリに工務店さんに喜んでいただいたなど、やはり、必要なのは「生み出し方」。これに尽きますね。

ソラリス:他にはどのようなことを考えていますか?

北條さん企業の販促として注目を浴びている「デジタルサイネージ(デジタル技術を活用して平面ディスプレイやプロジェクターに映像や文字を表示する広告媒体)」に目を引くアングルの素材を載せたらクライアントさんをPRできるな、とか。

最近では複数のドローンで夜空にQRコードを表示させる「ドローンショー」も登場してドローン界を賑わせてますので、それも面白そう。
時代の波に乗っていきたい。いろいろ広がりそうだというのが本音です。

ソラリス:フォトグラファーとして独立されている方は県内にも大勢いらっしゃいますよね。ドローンでのメリットをPRするとライバルが出てくるのではないでしょうか?

北條さんそれについては全くそう思っていません。食のプロも十人十色。それぞれの長所があり、技術があります。映像の世界でも「動きの味」とでもいうのでしょうか。その人だから撮れる質があります。
むしろ僕の仕事を見ていただいてドローンを扱おうと思っていただけるなら、それこそクリエイター冥利に尽きるというものです。
僕自身も下積みを8年経験していますから、将来の夢を考えている学生さんや、駆け出しのフォトグラファーに「あんな風になりたいなぁ」なんて思われたら、嬉しくていろいろ教えてしまいそうです(笑)。

「やりながら慣れる」「やりながら改善する」。知恵を絞って場数を得たら身体に感覚を覚え込ませる

ソラリス:現在愛用しているドローンは何ですか?

Aさん「Mavic3 Classic(DJI社)」と「Phantom4(DJI社)」です。
民間資格を取得し「さあて何を買おう」と考えた結果、職業柄もあり画質重視のMavic3 Classicを購入しました。

ただ、軽い分、少し風に流されやすいんですね。それで大きなドローンも欲しいなと考えていた矢先、知人からPhantom4を「使ってくれないかい?」と声がかかりまして。安く譲り受けることができてとてもラッキーでした。この2台があることで、用途に合わせてかなり柔軟に対応できています。

ドローンイメージ

ソラリス:現場で困ったことなどありませんでしたか?

北條さん:たくさんありますよ。僕はカメラのレンズや機材にもとことんこだわるのですが、こだわりつつ、それがどういう働きをするかにも意識を向けます。もちろんイメージしたデザインに可能な限り寄せられるからです。
ドローンも同じで、2台の機種にレンズもいくつか揃えています。天候条件や場所を鑑みて最適なものを選んでいきます。
それでもやっぱり現場では、まさか!が起こり得ますよ。

ソラリス:それ、具体的に聞きたいです。

北條さん例えば某企業様の外観撮影に出向いたところ、どうしても150m以上ドローンを上げなければイメージした絵が撮れないことがありました。

ご存知の通り、150m以上の空域はドローンの飛行の禁止空域ですから許可申請が必要になってきます。そこで臨機応変に対応を変えながら、フォトグラファーとしての知識を生かしつつ現場を乗り越えました。 

また別の現場では、撮影対象を360度ぐるっとオートで撮影してくれるMavic3Classicの機能を使って映像を撮ろうとイメージしていたんです。この日の撮影対象は「乗り物」でした。意気揚々とドローンを用意しさっそくスタートさせてみたところ、撮影対象物を認識していないのか挙動がおかしい。
慌てて確認すると、実は「人間」を撮影する場合のみオート撮影が有効だった。つまり乗り物には通用しなかったのです!

それで急きょ自分の手でドローンを操作し対象物を撮影しました。

ソラリス:それは大変でしたね。

北條さんほかにも狙いたい角度にはどうしても電線が入ってしまったり、撮影中にもかかわらず人が出てきてしまったりと、モヤっとすることやヒヤっとすることがありました。
ただ、もうこればかりは「やりながら慣れる」「やりながら改善する」しかありません。絶対に必要なのは「場数」です。断言できます。
兎にも角にもどんどん自ら知恵を絞り場数を得たら、身体にドローンの感覚すべてを覚えさせる。ひとつひとつが真剣勝負です。きっとこれ以外に近道はないはずです。

どう活かすか答えはひとつではない。魅力の引き出し方は人それぞれ

ソラリス:こんなにも熱くストイックにドローンと向き合っている姿を拝見し、こちらも嬉しいです。

Aさん:ソラリスさんの講師陣はみな優しくアットホームでとても学びやすかったです。また、川、山、空とソラリスさんを囲む環境も最高でとても癒されました。

ソラリスありがとうございます。最後に何か一言お願いします!!

北條さん:そうですね、たとえドローンの機体は同じでも、どう活かすかの答えはひとつではない。魅力の引き出し方は人それぞれです。
僕の場合はトータルフォトスタジオとして心を打つ作品が出来て当たり前の立場にあります。かといって時間をかければ良いかといえばそうではない。いかに短時間に最大限のクオリティが出せるかが難しいところでもあり、やりがいのあるところでもあります。これからも広く深く勉強していきたいと思います。

ソラリス今日はありがとうございました。今後とも情報交換のほど宜しくお願い申し上げます。

北條さん:ありがとうございました。

取材を終えて

北條さんは2日間ドローンパイロット養成コース(受講料 165,000円 [税込])に申し込まれ、本校でのライセンス取得と国交省全国包括申請許可サービスを利用されました。

2022年12月5日にドローン操縦に国家資格(ライセンス)が誕生することを知り、懇意にしている取引会社さんの紹介で本校にいらっしゃいました。

写真に映像、時代のニーズに合わせて多岐に亘るメニューを展開しつつも、ひとつひとつは驚くほど深くプロフェッショナルです。
(取材中、北條さんこだわりのサイフォンで口当たりのよいコーヒーを淹れてくださいました。プロ顔負け。お世辞抜きに美味しい!)

インタビュー中、「風を読む」という言葉もありました。それを表すようにいち早くライセンスを取得し、トータルフォトサービスの中に組み込んだ北條さん。記事でも紹介した通り、本校の民間ライセンスで活動を作り出しています。

 現在(2023年11月)は、まだ、一等無人航空機操縦士および二等無人航空機操縦士の取得が義務化されてはいません。
ただ、北條さんの撮影現場でもありましたように、150m以上ドローンを上げなくてはならい場合や、夜間などの撮影を余儀なくされることがあるかもしれません。
そうした場合を考え、民間ライセンスで場数を踏み、来るべきときに備えることが大切だと考えさせられました。

ソラリスでは、ドローンの空撮を得意とする講師をはじめ、あなたがドローンで叶えたい夢を親身になって聴いてくれる講師がおります。ライセンス取得後からが本当のお付き合いです。
無料体験会も実施中ですので、ぜひ、美しい鹿沼市の自然の中でドローンに触れてみませんか?ご連絡お待ちしております。

取材協力
トータルフォトスタジオ「プラスフォト」
杉・大谷石・竹など地元の素材で創られた本格和空間を備えた完全貸し切りの写真スタジオ。成人式や七五三、ウエディングの撮影のほか、企業向けにコマーシャルフォト(広告写真)や印刷物のデザイン、付随する備品までトータルに提案。取引企業多数。

ドローンスクール入校無料説明会実施中

まずは入校無料説明会にお越しください。ドローンの操縦体験もできますので、ぜひドローンの可能性や操縦する楽しさを感じていただければと思います!
ビジネスとしてのドローンの活用方法などもご案内しています。ぜひご参加ください。

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