【ドローンショー】ドローン資格が役立つ仕事を紹介!将来性や求人は?

ドローンビジネス 栃木県のドローンスクール

ドローンショーイメージ

ドローンに関わる法律が整備され、国家資格も始動して、資格を取得する方も増えています。報道や災害時など、ドローンの活躍を目にする機会も増えました。
趣味でドローンを飛ばしている方、これからドローンの資格を取りたいと思っている方も増加しています。
そして、ドローンに関わる仕事も多様化し、今後ますます多彩になっていくと考えられます。

そこで、ドローンの資格や技術を活かせる仕事について、ご紹介します。
今回は、華やかで国家規模のイベントでも開催される、ドローンショーについて解説します。

【ドローンショー】ドローンの有資格者が目指せる仕事

ドローンショーは、ドローンの有資格者が目指せる仕事のひとつです。近年需要が増えており、様々なイベントで人気を博しています。
まずは、ドローンショーがどのようなものかをご紹介しましょう。

ドローンショーとは?

ドローンショーとは、LEDライトを搭載した多数の小型ドローンを飛行させ、空中に様々な図形や文字、コードなどを描くショーのことです。
演出はショーによって異なり、ドローンの技術やデザインの素晴らしさをアピールする以外に、広告としての役割も果たします。

一般的に、ドローンはカメラを搭載しているイメージがありますが、LEDライトを搭載させることも可能です。
また、小型のドローンをプログラミングで自在に操ることで、正確な図形・アニメーションを描き、動かせます。
LEDライトは色彩が鮮やかで種類も多く、細やかな演出もできます。
また、二次元ではなく三次元で表現でき、どこから見ても楽しめる360度全方位型の大スケールなショーも開催可能です。
最先端の光のショーとして、今後の展開が期待されています。

ドローンショーでできること

ドローンショーでは、様々な色の光を組み合わせ、ドローンに精緻な動きをプログラミングすることで、細やかなアニメーションを描き出せます。

大規模イベントでは欠かせない存在

東京オリンピック2020の開幕式(1,824機)
東京ディズニーリゾートの40周年イベント(約700機)
平昌冬季オリンピック(約1,200機)
米テキサス州の独立記念日式典(1,002機)

いまや、大きなイベントでは欠かせない存在になっています。

花火やプロジェクションマッピングとの融合

花火やプロジェクションマッピングとの組み合わせで、さらにエンターテインメントとしての規模がアップしています。
一時、夜のイベントが花火からプロジェクションマッピングやドローンショーに代わっていくのでは、という予測もされました。
しかし、花火には花火の壮大さや風情があり、組み合わせることが可能なため、融合させてさらに素晴らしい演出が可能になっています。

ドローンショーイメージ

メッセージやコードの表示

ドローンショーには、他にはない「正確性」があります。
どこからでもはっきりと読めるメッセージを表示できるため、広告にもぴったりです。
また、QRコードを表示させ、観客の手元のスマホで読み取らせることで、情報の誘導にも利用されています。

開催場所

ドローンショーは、巨大な競技場の上空やテーマパークで開催されるイメージがありますが、国土交通省航空局などの許可承認が下りた場所であれば開催可能です。
また、屋外だけでなく、屋内での開催も海外のショーイベントを中心に注目されています。屋内開催は、天候に左右されず、人の立入管理措置も簡単にできるなどのメリットがあります。

時間

ドローンショーを、観客に見てもらえる時間は10分から15分程度が限界です。
それ以上の時間は、2024年2月時点では難しいでしょう。

ドローンショーの仕組みについて

ドローンショーには、大規模なもので千以上、それ以外でも数十から数百というドローンが飛び交います。日本ではドローンの規制が厳しく、1台でも墜落すれば大問題になりかねません。
日本でドローンショーを開催する場合、どのような仕組みになっているのか解説します。

ドローンショーの企画開催は個人?企業?

ドローンショーは、一般的に企業や団体などが企画し、ドローンショーを請け負っている会社に依頼して行います。ドローンショーの開催会社に依頼すれば、個人でも開催できますし、規模も相談可能です。
ドローンショーの開催会社は、レッドクリフドローンショー・ジャパンをはじめ、国内でも需要に応じて増加しています。

ドローンショーイメージ

ドローンショーの大まかな流れ

ドローンショーを開催するまでの、大まかな流れを解説します。

1. 依頼・相談

顧客から、ドローンショーを開催したいという依頼を受けます。日時・場所・目的など、必要事項を聞き取り、どのくらいの規模になるかを説明しながら、可能性と予算を算出していきます。
依頼によっては許可申請が下りないケースもあるため、慎重な話し合いが必要です。

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2. 視察(下見・ロケハン)

実際に開催予定地へ赴き、どの程度のショーが開催できるかを計算します。
広さ
周りの環境
道路・鉄道などの隣接
電波環境
主に以上の点をチェックし、ショーの開催が無理であれば再度話し合いを行います。

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3. アニメーション制作

依頼の内容に応じて、アニメーションを製作します。
すべての制作を行う場合、アニメーション制作だけで1ヶ月ほど要します。

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4. 許可申請

入念に計画を立て、何機のドローンをいつどこでどう飛ばすか決めたら、国土交通省航空局をはじめとした各関係機関に許可・承認の申請を行います。
規模が大きいほど許可申請に時間と労力がかかり、前例がなければますます大仕事になります。
一般的な航空局への申請の場合は、2週間ほど時間がかかるため、アニメーション制作と同時進行で行われます。

ドローンショー・ジャパンが1,000台規模のショーを計画した際は、電波の周波数に関する免許の取得が必要でした。屋外ドローンのショーでは、利用可能な電波を2.4GHz帯と国が定めています。
しかし、この周波数でショーレベルの飛行が可能なドローンは500機レベルです。
ドローンショー・ジャパンは、総務省から日本で初めて5GHz帯の無線LANを用いた実験局免許を取得し、世界陸上の900機規模のショーを成功させました。

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5. リハーサル

実際に、アニメーションがうまく動くか、安全性に問題はないかなどを含めリハーサルを行います。
安全・完璧に作動するまで微調整を繰り返し、練習も行います。

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6. ショー本番

見に来て欲しい層への周知などを行い、ショー本番を迎えます。

ドローンショーの費用

ドローンショーにかかる費用は、依頼先や規模によってまちまちです。
100台規模の2Dドローンショーであれば、基本で500万円~800万円程度になり、オプションがついたり周辺環境の違いで上乗せされていきます。
圧巻の3Dドローンショーを、という場合は、300台以上が望ましく、2,000万円前後かかることが多いようです。
東京オリンピック2020のドローンショーでは、1,824台のドローンが使用され、総額1億2,000万円程度の費用がかかったとされています。

ドローンショーの費用の内訳をご紹介します。

アニメーション制作費
許認可申請費
リハーサル費
各種保険
進行管理費
現場視察費
現場運営費
その他

項目が多く、アニメーション制作などふり幅が大きな項目もあるため、制作費用は内容によって大きく異なるのです。

ドローンショーに必要なドローン

ドローンショーで使用されるドローンは、Intel社製の機体が主力です。
Intel社は、パソコンのCPUなどを製造している、世界的に有名な半導体素子メーカーです。あなたがお使いのパソコンにも、Intelのシールが貼ってあるかもしれません。

Intel社は大変性能の高いドローンのメーカーでもあり、プログラミングで動かせる点が大きな特徴です。
1台のパソコンで、数千台のドローンを自動的に操縦できるシステムもあり、ドローンショーには欠かせません。

ドローンショーに必要なスタッフ・職種

ドローンショーで必要となるのは、4種の職種に携わるスタッフです。

パイロット

パイロットといっても、実際にドローンを操縦するわけではなく、動きをプログラミングする役割です。
プログラミングが主な仕事で、Intel社であれば1台のパソコンがあれば可能です。
ただし本番中に機体に問題が生じれば、直ちに手動に切り替えて着地させ、基地に戻すなどの操作が必要になるケースもあります。
数センチ単位での正確性が問われるため、技能が要求されますが花形の仕事でもあります。

アニメーター

3dsMaxなどのCG制作ソフトを利用してアニメーションを製作するスタッフです。
テレビアニメのアニメーターとは少し異なり、完全にプログラミングによる作業が中心です。

法人営業(プロジェクトマネージャー)

顧客対応や、法人に向けた営業活動を行います。
渉外対応が主な仕事で、中国や欧米からの依頼もあるため、語学力が要求されます。
顧客の要求をくみ取り、アニメーターやパイロットと相談しながら、可能な限り希望条件にそったショーの実現を目指します。
実際にプログラミングやアニメーション制作に携わるわけではありませんが、顧客への説明のため、ある程度の知識があると良いでしょう。
難しい専門用語を使わずに、わかりやすく顧客へ説明することは、難易度の高い仕事です。

バックオフィス

書類作成や各関係機関への申請など、様々な仕事を請け負う事務方です。

サポート業務
ドローンショーのサポート
空撮のサポート
ロケハンのサポート
各種申請
書類作成

技術系業務
機体の組み立て
機体開発や改変
Web・メディア・SNSなどの運用

専門職系
システム開発サポート
3Dアニメーション作成サポート

バックオフィスには様々な作業に携わるスタッフが必要で、アルバイトやインターン生が多く採用される部署でもあります。世界でも最先端をゆくトップレベルのショービジネスを、実際に経験してみたいというやる気のある人材が多く採用されています。

その他

その他、必ずしも専門で置かれるとは限りませんが、企業によってポジションのある職種です。
システム開発
機体開発
指揮者
デザイナー
法務
総務 他

ドローンショーの求人状況

ドローンショーの求人は、プロジェクトマネージャーや営業、運用などすでに募集されています。
ドローンショー開催企業にとって、パイロットやアニメーターはいなければ成り立たない職種のため、却って求人数は少ない傾向にあります。
すでにポジションが埋まっている企業が圧倒的多数のためです。

しかし、企業起ち上げのオープニングスタッフ募集や、退職による新規募集などが発生することもあります。
ドローンショー関連の求人を掲載している就活・転職エージェントを活用して、常に準備しておきましょう。

ドローンショーを開催する会社を起業したい場合は、ドローンを数十台から数百台、高機能PCなどを用意し、プログラマーやアニメーターを募る必要があります。
ちなみに、国内トップクラスのドローンショービジネスを展開しているレッドクリフは資本金5,000万円、株式会社ドローンショーは資本金1億800万円です。

ドローンショーに必要なドローン国家資格

ドローンショーを開催するにあたり、必要な国家資格について解説します。
そのまえに、ドローンショーではどのような飛行を行うかを、ドローンの飛行カテゴリーからご紹介しましょう。

ドローンの飛行カテゴリー

カテゴリーⅠ飛行 特定飛行に該当しない飛行
カテゴリーⅡ飛行 第三者(観客)の立入管理措置を講じた上で行う特定飛行
カテゴリーⅢ飛行 第三者(観客)の立入管理措置を講じないで行う特定飛行

上記のうち、カテゴリーⅢに該当する、立入管理措置を講じないで行う特定飛行は、国家資格化以前は原則禁止されていました。
現在では、国家資格の一等資格を取得し、さらに許可・承認申請が通った場合のみ、カテゴリーⅢ飛行も許可されます。
ドローンショーは、カテゴリーⅢに該当する飛行を行う必要がある場合、国家資格の一等資格を取得している必要があります。

ここで、特定飛行に該当する空域と飛び方をおさらいしましょう。

特定飛行に該当する空域

夜間での飛行
目視外での飛行
人または物件から30m以上の距離を保てない状況での飛行
イベント上空での飛行
危険物の輸送
物件の投下

上記の飛び方をさせる場合、承認申請が必要です。
ドローンショーはイベント上空での飛行、目視外での飛行に当たります。モニターやFPV(一人称ゴーグル)を使用したドローン操作も目視外に該当します。
さらに、LEDライトを使用したショーが主流の現在は、夜間飛行も多くの場合該当します。

ドローンショーでドローンを飛ばす場合は、「飛行申請」と「承認申請」の2種類が必要です。
また、機体登録と認証、飛行計画通報と飛行日誌作成などの手続きもしなければなりません。

万一事故や重大インシデント等が発生した場合は、操縦者による国土交通大臣への事故内容報告が義務付けられています。

ドローンショーで想定できる年収は

ドローンショービジネスで想定できる年収を、実際に出されているドローンショー会社の求人情報から調査しました。
以下に挙げるのは、ドローンショー会社の営業担当や、プロジェクトマネージャーとして、正社員雇用された場合の年収例です。

例1)ドローンライティングショー運営業務
   年収約330万円~680万円
例2)ドローンショープロジェクトマネージャー
   年収約300万円~480万円

国税庁の調査による日本の平均給与額は、年収で458万円のため、ドローンショーに関わる仕事に就けば平均年収前後、場合によっては上回る可能性があります。
参照:令和4年分 民間給与実態統計調査 国税庁

ドローンショーの将来性はある?

ドローンショーは、最先端技術を駆使したエンターテインメントとして注目され、規模・演出ともにどんどん進化を続けています。
ドローンショーは、2013年にイギリス・ロンドンのテムズ川上空で、映画『スター・トレック』の宣伝として開催されたものが、世界初とされています。
映画のロゴが一瞬映し出されただけの演出だったそうですが、当時の人々は大いに感動したようです。

オリンピックでは、2018年の平昌冬季五輪で初めて導入されました。
日本では、インテルが初めてハウステンボスで2017年に開催しています。
オリンピックなど国際イベントで採用され、急激に規模と認知度が高まってきたドローンショーは、年々開催数も増えています。

ドローンショーは「二酸化炭素を排出しない」カーボンニュートラルなエンターテインメントとしても注目されています。風速5メートルレベルであれば正確性を保つことが可能で、火の粉や灰が落ちることもありません。
屋内でのショーも今後増えることが予測されており、将来性は十分にあると考えられるでしょう。

ドローンショーは期待される成長ビジネス!

ドローンショーは、日本においてまだ黎明期にあるエンターテインメントです。
しかし、驚くほどのスピードで成長しているビジネスで、今後ますます人気を得ていくことが予測されます。
現在すでに求人情報が出ており、年収も日本の平均年収に迫るか、上回るレベルです。

ドローンの国家資格をはじめ、ライセンスを取得した場合、エンターテインメントやイベントに興味がある方は、ドローンショーに関わる仕事を目指してみてはいかがでしょうか。

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